SweetSの5人へ・・・

今まで楽しい思い出と素晴らしい音楽をありがとう。

SweetSを知ったのは1年半前ぐらいかな・・・
id:berrysweetからアルバム「Keep on movin'」をもらったのがきっかけだったかな?
その時の俺は、つんく♂系オンリーしか聞かない人で「ん?スイーツ?興味ねぇ」って感じだった。

家に帰って、もらったアルバムを初めて聞いてみて正直驚いた・・・
何回も繰り返し聞いている俺がいた・・・

やべぇ、何なんだこの爽やかな後味は・・・

自然にスーっと身体に入っていく感じがした。
それまで、脂っこい曲ばっかりを聴きいていたからっていうのもあるとは思うが、つんく♂の曲とは比べ物にならない爽快感だった。
でもまだ、メンバーの名前すら知らなかった。ただ、SweetSの曲は好きだった。

んで、なんだかんだでSweetSの握手会イベントに初めて行くことになった。
正直、乗り気じゃなかった。メンバーを全く知らなかったから。
でも、いざイベントが始まってまたもや驚いた。

は?何なんだこのアットホームな雰囲気は・・・

SweetSの5人はいい意味で「普通」なのだ。「自由」なのだ。
俺の中の「アイドル」という既成概念が、もろくも崩れ去っていくのを感じた。

しかも、ダンスうめぇ

動いているSweetSを見るのが初めてだった俺にとって、5人のダンスのパワフルさは衝撃的であった。
オドリストとして、とても真似できるものではなかった。

でも、MCになったら「普通」で「自由」な中学生そのものだ。
このギャップがSweetSの魅力の1つなのかもしれない。

そして、始めて参加したイベントでAKIとAYAが活動休止を発表。
涙なみだの握手会・・・
ボロ泣きする中学生と握手するはめになったんだけど、なんて声を掛ければいいか分からなかった。
しかも、俺は5人のことを何も知らない。やっと名前と顔が一致するようになったぐらいだ。
俺のSweetSヲタとしての始まりは大波乱の幕開けとなったのだった。

それから今日までは、あっという間だったような気がする。
いろいろあった。語り出したらキリがない。
そもそも俺自身、つんく♂系以外の音楽に興味を持つこと自体が信じられなかった。
しかも、それまで俺は特にavexが嫌いだったからだ。
でも、そんな俺を動かす何かがSweetSにはあったんだろう。

そして、SweetS解散
MIORI欠席やイベント落選など、決して後味が良いとは言い難い。
でも、仕方がないということは十分理解できる。
その仕方がない状況の中で、スタッフ側は頑張ってイベントを用意してくれたことが痛いほど伝わってきた・・・
最後に5人に自分の口からメッセージを伝えることができる機会が作られたことに感謝しないといけないのかもしれない。

そして、1人1人がそれぞれの道を歩み始める。
俺も目の前にある現実に向かって歩き出す。
俺だってSweetSが無くなることに対して、悲しくないわけはない。
5人だって同じ気持ちなはずだ。
だからと言って、後ろ向いてても何も始まらない。
この「卒業」を1つのステップとして、次のステージに上がるためのステップとして捉えるべきなんじゃないだろうか。

出会いがあれば、必ず別れもある。

これからの長い人生、つらい別れが何度もあるだろう。
その別れに意味があったかどうかは、その後のその人の生き方で決まるだろう。
「あの別れが自分をダメにした」のか「あの別れが俺を成長させてくれた」かを決めるのは、その後の自分の生き方なのだ。
俺は負けない。俺は逃げない。
現実を見つめ、今しなければならないことをやる。
例え気持ちが乗らなかったとしても、困難だらけな道だと分かっていても、ただ前を向いて進むのみ。

SweetS自体は無くなってしまった。でも・・・
SweetSとの思い出とSweetSの名曲の数々は永遠に消えないから・・・